代表

二宮 浩

MESSAGE

私自身、小学校3年生からサッカーをはじめ、選手として、指導者として、人生の殆どをサッカーと共に歩んできております。個人としては上手くなりたい、あの人より上に行きたい、チームとしては優勝したい、あのチームに勝ちたい、という気持ちを持ち続けて今も取り組んでおります。小学生の時、私は足の速さに多少自信があり、ドリブル、相手ディフェンダー裏への動きが得意でした。ボールを持ったら相手を何人抜いてやるか。パスを出したらまたボールを要求して、ドリブルで相手ディフェンダーの裏でボールをもらいいかに自分が得点するか。ということをいつも考えていました。ある試合で利き足ではない左足シュートを決めきれず負けてしまい、朝早く起きて左足のキック練習にひたすら取り組んだこともありました。

“目標に向かって努力をする”

まずは自分が上手くなるために自分の長所を知り、自分の長所を活かすことと自分の苦手な所を自分でどう補っていくか。そして仲間の長所を知り仲間の長所を活かすことと、仲間の苦手な所をどう仲間たちで補っていくか。小学生時代、大まかな見方をすると独りよがりなプレーが多く、仲間を活かすということはあまり考えなかったため、全国大会に出場できなかった記憶があります。この反省から、高校生時代は仲間を活かしていくことにも努力して、見事チームとして全国優勝に結び付いたと思っております。

このことは大学、プロになっても活かされており、つくづくサッカーはチームプレーだなぁと感じます。29歳で指導者になり、指導者としても、自分を活かす、仲間を活かすという環境をいかにつくるかということを考えております。上手くなるために、チームが勝つために苦難をどう乗り越えていくか。まずは自分で考えそして仲間と伝え合う。時には自分のことを主張し、時には相手の立場に立って物事を考える。厳しいことや辛いことを仲間と共に共有することで個人一人ひとりが成長し、一人ひとりの成長がまとまればチームの力になって行きます。そしてチームの成長を一人ひとりが感じることができればまた更に個もチームも成長して行きます。高校時代は寮生活で、仲間たちと寝食ともにし、厳しいこと辛いことをたくさんの仲間と伝え合い、たくさんコミュニケーションをとれたことが全国優勝という喜びに結び付いた気がします。

また、自身を振り返り、プロサッカー選手として、サッカー指導者として感じることの一つに、プロのサッカー選手になれること、サッカーに携わる仕事に就くのはごく僅かであるということです。サッカー選手を目指すこととして、技術・戦術・体力・精神力を磨くことはもちろん重要ですが、挨拶、掃除、時間を守る、物の管理などを学ぶことも大切なことであります。なぜならば、サッカー以外の職業に就いても活かされる、活躍できる社会人になれることにも繋がるように取り組んで行かなければならないと思っているからです。

一人ではサッカーができないのと同じで、一人では生きてはいけません。自分の考えを伝えていく、相手の考えも引き出していく、リスペクトの気持ちを忘れず相手と伝えながら取り組んで行く重要性も学んでいく必要があります。目標に向かうために、良い準備をしてチャレンジ精神を持ちながら取り組み、そして取り組んだ事をしっかりと振り返り、継続していく。この少年期の大事な時期に獲得すべくサッカー選手としての技術、そして社会に巣立っていくためのこの少年期での人間教育。自立していくための基礎づくりとして非常に重要な年代と捉えております。我々スタッフも更に模範を示せるよう、「さすがだなぁ、しっかりしているなぁ、すごいなぁ」と言われるように、そして示せるように子供たちと伝え合い、共に取り組んで行きたいと思っております。